覆水盆に返らず
一度壊れてしまった人間関係を再び修復するのは、だいぶ難しい。
傷病手当て金をもらっても、社会保険料を会社に支払わないといけないため結局は赤字。
私は会社に復帰する気はさらさらなかった。
一度キ〇ガイ扱いされてしまったら、
「また暴れるんじゃないか」と警戒されて居心地が良いわけがない。
私は籍を休職中の会社に置きながら、生活のためにアルバイトを始めた。
もう戻る気はなかった。
一度壊してしまったら、もとに戻すために必要なエネルギーははかりしれない。
それからの私は人脈も、居場所も簡単に壊してしまうようになった。
職歴もすごい数になってしまった。
狭い地元なもんで、私が職場で犯した不祥事も失言も、人づてに次の職場の人間に伝わったりしていた。
いつしか「いい噂は聞かない」と言われたことがあった。(←悪名高い(笑))
自分のことを誰も知らない土地に行きたいと思ったこともあったが、
地元で続けていきたいもの(カポエイラなど)もあった。
気力があるときは北へ南へ車で出掛けた。
色々な団体に所属し、イベントに出たが。
自分の居場所が見当たらない。
まさにそれだった。