自由を夢見るメンヘラとカポエイラ

カポエイラ。アクロバット。居場所探し。生きた証。精神疾患と抑圧からの自由を求めて。

バク転

私がバク転に惹かれ始めたきっかけはよく覚えていない。
カポエイラで使っている人がいて、
「自分もホーダで使ってみたい!」と思ったのかもしれないが、残念ながらその光景が思い出せない。

当時、カポエイラには体操出身の人が練習に来ていて、その人に紹介されて体操クラブに見学に行ったのは覚えている。

その人曰く
「俺は小学生のときに布団で練習して独学でできた」
と言っていた。

運動神経が良いか、恐怖心があまりない人だったんだろうなと思う。

私はバク転の習得にものすごく時間がかかった。体操教室で何回同じことを注意されたか分からない。
冗談抜きで年単位かかった。
高校に在学しているときに肘の故障で練習しなくなったので一回、(その後20代前半でバク転熱が再燃したような気もする…※)しばらくブランクが空いていたから、再び練習を始めた30歳まで軽く10年はかかっている。

※20代前半に、母校に遊びに行ったときにエバーマットがあり、こっそりバク転をしたらできてしまったことがあった。

体操教室に通ってガチで練習をしていた当時できなくて、
遊びでやったときにできた理由はやはり筋力だろう。
明らかに成人した後のほうが筋力が増していたからだ。
ただ、バク転は曲がる時期が何度もあり、その修正に苦労している。(今も。)

高校生のときに憧れた、アスファルト上でのバク転はいまだに成功していないのだ。